時事通信の記事
自民党の丸山和也参院議員が17日の参院憲法審査会の質疑で、オバマ米大統領に関して「米国は黒人が大統領になっている。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ。まさか米国の建国の時代に、黒人奴隷が大統領になると考えもしなかった」と述べた。人種差別と受け取られかねない発言で、批判を招きそうだ。
丸山氏はこの後、記者会見を開いて「誤解を与えるような発言をしたことを大変申し訳なく思う」と陳謝した。
丸山氏は質疑の中で「例えば日本が米国の51番目の州になるということについて、憲法上どのような問題があるのか」と提起。「米国なら人口比に応じて下院議員の数が決まる。そうすると恐らく『日本州』は最大の下院議員を持つ。日本州出身(者)が米大統領になる可能性が出てくる」などと主張した上で、「奴隷」をめぐる発言に及んだ。
丸山氏はこの後の会見で、「私の意図するところと違う発言をしてしまったと認識している。議事録を精査し、削除および修正したい」と述べた。ただ、どの部分を削除するかは明らかにしなかった。(2016/02/17-18:48)
産経ニュースの記事
「米国の51番目の州になれば日本人が大統領に」 自民・丸山氏が“珍説”披露、参院憲法審査会
自民党の丸山和也法務部会長は17日の参院憲法審査会で、「日本が米国の51番目の州になれば、『日本州』出身者が大統領になる可能性が出てくる。世界の中心で行動できる日本になりうる」と“珍説”を披露し、日本が米国の州になることも1つの選択肢だとの考えを示した。
審査会は「二院制の在り方」をテーマに参考人質疑を行ったが、意見陳述を認められた丸山氏は「日本が51番目の州になることについて憲法上の問題はあるのか」と切り出し、オバマ大統領を引き合いに「建国当初に黒人が大統領になるなんて考えられなかったが、それだけダイナミックな変革をしていく国だ」と述べた。
終了後、記者団に「51番目の州」の真意を問われ、「それくらいの発想を持たないと、日本の根本的な改造は難しいという意味で、ヒントとして申し上げた」と説明。「日本の世界戦略における『国盗り合戦』みたいなものだ」と自説の正しさを強調した。
ただ、その後、国会内で記者会見し、審査会での発言について「議事録を精査した上で削除、修正したい。誤解を与えた発言について、大変申し訳ない」と謝罪した。
ご覧の通り、「産経」は「誤解を与えた発言」の内容を明確にしていません。記事の流れからすると、「日本がアメリカの51番目の州になる」という「珍説」を指しているかのような作り方です。丸山自身、謝罪はしても、どの部分が誤解を与えたのかは明らかにしていないことをいいことにして。
もっとも弁護士・丸山の発言は以前から(TV出演の頃から)ハチャメチャではあったので、別に驚きはしませんが。
「アメリカの51番目の州になることについて(日本国)憲法上、問題があるのか、ないのか」とも参考人に質問した。「(米国の州になれば)集団的自衛権、安保条約はまったく問題にならない。拉致問題すら起こっていない。」(「朝日新聞」)
この後、やばいと見るや、どの部分かを明らかにせず、発言を全部撤回するという呆れかえった男。こういう脳天気な男が自民党の法務部会長として大きな顔をしているんだから、付ける薬がありません。どうしようもないですね。
※ 「産経新聞」では、「時事通信」の配信内容ととほぼ同じ内容の記事となっている。
自民党の丸山和也参院議員が17日の参院憲法審査会の質疑で、オバマ米大統領に関して「米国は黒人が大統領になっている。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ。まさか米国の建国の時代に、黒人奴隷が大統領になると考えもしなかった」と述べた。人種差別と受け取られかねない発言で、批判を招きそうだ。
丸山氏はこの後、記者会見を開いて「誤解を与えるような発言をしたことを大変申し訳なく思う」と陳謝した。
丸山氏は質疑の中で「例えば日本が米国の51番目の州になるということについて、憲法上どのような問題があるのか」と提起。「米国なら人口比に応じて下院議員の数が決まる。そうすると恐らく『日本州』は最大の下院議員を持つ。日本州出身(者)が米大統領になる可能性が出てくる」などと主張した上で、「奴隷」をめぐる発言に及んだ。
丸山氏はこの後の会見で、「私の意図するところと違う発言をしてしまったと認識している。議事録を精査し、削除および修正したい」と述べた。ただ、どの部分を削除するかは明らかにしなかった。(2016/02/17-18:48)
産経ニュースの記事
「米国の51番目の州になれば日本人が大統領に」 自民・丸山氏が“珍説”披露、参院憲法審査会
自民党の丸山和也法務部会長は17日の参院憲法審査会で、「日本が米国の51番目の州になれば、『日本州』出身者が大統領になる可能性が出てくる。世界の中心で行動できる日本になりうる」と“珍説”を披露し、日本が米国の州になることも1つの選択肢だとの考えを示した。
審査会は「二院制の在り方」をテーマに参考人質疑を行ったが、意見陳述を認められた丸山氏は「日本が51番目の州になることについて憲法上の問題はあるのか」と切り出し、オバマ大統領を引き合いに「建国当初に黒人が大統領になるなんて考えられなかったが、それだけダイナミックな変革をしていく国だ」と述べた。
終了後、記者団に「51番目の州」の真意を問われ、「それくらいの発想を持たないと、日本の根本的な改造は難しいという意味で、ヒントとして申し上げた」と説明。「日本の世界戦略における『国盗り合戦』みたいなものだ」と自説の正しさを強調した。
ただ、その後、国会内で記者会見し、審査会での発言について「議事録を精査した上で削除、修正したい。誤解を与えた発言について、大変申し訳ない」と謝罪した。
ご覧の通り、「産経」は「誤解を与えた発言」の内容を明確にしていません。記事の流れからすると、「日本がアメリカの51番目の州になる」という「珍説」を指しているかのような作り方です。丸山自身、謝罪はしても、どの部分が誤解を与えたのかは明らかにしていないことをいいことにして。
もっとも弁護士・丸山の発言は以前から(TV出演の頃から)ハチャメチャではあったので、別に驚きはしませんが。
「アメリカの51番目の州になることについて(日本国)憲法上、問題があるのか、ないのか」とも参考人に質問した。「(米国の州になれば)集団的自衛権、安保条約はまったく問題にならない。拉致問題すら起こっていない。」(「朝日新聞」)
この後、やばいと見るや、どの部分かを明らかにせず、発言を全部撤回するという呆れかえった男。こういう脳天気な男が自民党の法務部会長として大きな顔をしているんだから、付ける薬がありません。どうしようもないですね。
※ 「産経新聞」では、「時事通信」の配信内容ととほぼ同じ内容の記事となっている。