「こわめし坂」は、アスファルトで舗装された道だが、予想以上にきつい下り坂が続く。上るときはいかに大変かが想像できるような坂。雨の日では上りも下りも足元が滑りそう。途中の農家。ちょうど大根の収穫期、選別作業中。庭先に大根を干してある家がここかしこに。

こわめし坂は、三ツ谷から笹原へかけての街道にあります。箱根西坂ではもっともけわしい急坂です。昔の人は、そこを登るのに大変疲れましたので、「こわめし」を食べて、力をつけてから登ったということです。そこで、「こわめし」をたべてからでないと登れない様な坂だったので、この名がついたということです。
また、一説には、こわめし坂は長い急な坂でしたので、この坂道を登りつめると旅人は汗びっしょりになりました。特に、夏の暑い日盛りはたまりません。その汗と熱で旅人の背負っていた米はこわめしになってしまうのです。そこで、この坂は「こわめし坂」と呼ばれたという説もあります。
(以上、

ようやく旧国道1号線に出てしばらくすると、

右手に松雲寺。このお寺は、幕末期に将軍や天皇家の宿泊所として使われたことから「寺本陣」と呼ばれたそうだ。
「小時雨坂」のゆるやかな下り坂。右手が開けてきて、富士山がよく見える。

しばらく進み、坂公民館と坂小学校の間の坂道を下る。



「題目坂」。アスファルトと階段の急な下り。
下りきって、再び合流して進む。

その先、右の山道に入っていくと「臼転坂」。

枯れ葉、枯れ草に覆われた石畳道。頭上は灌木。静かな山道の雰囲気。説明板によると、牛がこの道で転がったからとか、臼を転がしたためとか。
国道1号線との合流付近。

現在の国道1号線とは工事中で旧道は通れず、少し迂回する。開けた交差点を西に進むと、旧道の入口には、大きな石碑。

遠くに西日を浴びつつある富士山。

下に見える道路は、「伊豆縦貫自動車道」。
しばらく進むと、久々に松並木。


右側が「初音が原石畳遊歩道」となっている。


「一里塚」付近からの富士山。

見事な松並木が続く。


歩道橋を渡り、松並木を過ぎると「愛宕坂」へ。舗装道路の左に石畳道が造られている。けっこう急な坂道。

少年が犬を連れて全速力で坂を駆け下っていった。

今回。途中からは、右手に白雪の富士山を望みながらの坂歩き。

