蒸気窯所の煙突。
工事中のため、立入禁止。
「シルクギャラリー」。
1階を事務所・作業場などとして使い、2階に乾燥させた原料繭を貯蔵しました。壁を煉瓦背で仕上げる「木骨煉瓦造」という工法で建てられています。・・・キーストーンには、「明治五年」の刻字があります。
検査人館。
明治6年に建てられたお雇いフランス人用の3棟のうちの1棟。建物は後に役員用宿舎として使われていましたが、原合名会社の経営機から事務所として使われるようになりました。木骨煉瓦造、2階建て。・・・
フランス人用の宿舎3棟のうちの1棟。伝習工女に器械製糸の技術を教えたフランス人女性教師4名のために建てられました。建物は後に、役員用宿舎として利用されたほか、娯楽活動の場としても使われました。1階は、大正12年から増築部分と併せて従業員用の食堂として使用されるようになり、操業停止まで使われました。木骨煉瓦造。・・・2階の三方を回るベランダの菱組天井は特徴の一つです。
高圧変電所。
部屋の中にあったカレンダー等。いつの時代か?
月曜日から土曜日までの暦。さていつの年の暦か? 1888年(明治21年)?
繭から生糸を取る(繰糸)が行われた場所です。操業に当たりフランス式繰糸器300釜が設置され、その当時、世界最大規模の製糸工場でした。小屋組には「トラス構造」という従来の日本に亡かった建築工法が用いられました。そのため、建物内部は中央に柱のない広い空間保たれています。さらに、採光のための多くのガラス窓や、屋根の上に蒸気抜きの越屋根が取り付けられました。現在は、昭和41年以降に設置された自動繰糸機が保存されています。
写真は、創業当時の様子。
広く天井が高い建物とたくさん並ぶ繰糸機に圧倒されます。
糸蔵。
診療所・病室。