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Channel: おやじのつぶやき
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上六尋常小学校。東郷尋常小学校。九段小学校。(震災復興52小公園。その35。)

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 千代田区内では唯一残っている震災復興校舎。現存する数少ない復興校舎の中でも最古。公園側が正面玄関。



《九段小の沿革》(「九段小」HP参照)

明治36年 東京市上六尋常小学校認可。開校式。
大正12年 関東大震災のため校舎は全焼、重要書類は全部無事
15年 現在の鉄筋コンクリート建築の新校舎竣工し落成式を挙行
昭和 9年 名称を東京市東郷尋常小学校と改称
・・・
  21年 東京都九段国民学校と改称
  22年 東京都千代田区立九段小学校となる
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  50年 校舎北側土手改修
平成 5年 東京都千代田区立千代田九段小学校となる
   6年 東京都千代田区立九段小学校となる
   7年 校章・校歌制定
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  21年 本校校舎、経済産業省「近代化産業遺産」に認定

復興校舎の特徴をよく表している正面玄関の庇。
校庭側の外観。
円柱形の柱、放物線を描いたような丸窓、大きな窓等これまで見てきた復興校舎のスタイル(二つのパターンのうちの一つ)がうかがわれる。
通用門からの外観。外壁は塗装し直してある。
裏門の門柱と庇。
北側の階段(東郷公園からの坂)から見た景観。奥の建物の形状(土筆の塔?)が特徴的。


北側の土地(東郷公園)との高低差はかなりあり、崖になっている。
廊下には、書き初めがずらっと掲示されていた。

校内のようす。(「九段小」HPより)

 現在、施設整備計画が検討されています。基本設計計画が着々と進んでいるようです。

九段小学校・幼稚園施設整備計画

 教育委員会では、校舎・園舎の整備に計画的に取り組んでいます。このたび、竣工後約80年が経過している九段小学校・幼稚園について、施設の老朽化に対する改善と、良好な教育環境の整備の検討に着手しました。施設整備の検討にあたり、地域の皆さんや関係者等の意見を反映させるため、「九段小学校・幼稚園施設整備検討協議会(会長:田中康博氏(三番町町会会長))」を設置し、平成24年7月17日に第1回の会議を開催しました。
 これまで協議会では、施設整備における前提条件の整理について議論、整備手法の検討、校園舎整備にあたっての諸課題について検討を行い、第6回では、平成24年度に協議いただいた内容を踏まえたまとめを行いました。平成25年度初回となる第7回では、プロポーザル方式により決定した基本設計業者の紹介と、今後の検討の進め方について確認を行い、第8回及び第9回では校舎・園舎の敷地レイアウトについて検討を行いました。第10回では校園舎の建築物としての価値とその継承について委員の皆さんが感じる校舎の良さや思い入れを中心にご意見をいただきました。今後も引き続き、協議会委員の皆さんの意見を伺いながら、施設整備を進めていきます。
(「千代田区」HPより)
 
 こうした区の計画・方針に対して、同窓会や建築学会などから現状の校舎を保存すべきだ、全面改築への危惧などの意見具申や運動が起こっているようです。早急な決定を避けて、時間をかけてじっくり議論すべきです。かつての中央区立明石小などのように、行政主導での全面改築になっては取り返しがつきませんから。

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