北総線の鉄橋。
スカイライナーが通過中。
「北総線」は運賃が高いので有名でした。「財布を落としても定期券を落とすな」と言われるくらい。今回、大幅に料金を下げることに。特に通学定期券。
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北総線 運賃値下げ決定! 初乗り210→190円 通学定期64.7%引! 22年10月から
2022年10月1日(土)、北総線の運賃が値下げされます。
北総線は千葉ニュータウンへのアクセス路線として1979(昭和54)年に開通。成田空港への高速鉄道計画もあったため当初から高規格で建設され、建設費も莫大なものとなりました。この建設費の償還などを背景に、並行する京成電鉄などと比較し、運賃が高額となっています。
現行運賃は全体として15.4%値下げになります。一律同率の割引ではなく、普通運賃(定期外)は11.6%、通勤定期運賃は13.8%と割引率が異なりますが、通学定期運賃は64.7%と大幅に割り引きます。
(この項、「」HPより)
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「柳原水門」が前方に。
「矢切取水場」脇の芝生には家族連れのテントがいくつか。
松戸市の「水辺の健康エコロードマップ」は、この付近までのようです。
柳原排水樋管ゲート。「海から15.5㎞」。
※「河川管理境界」が「江戸川河口出張所」へ。
遠くに「栗山配水塔」。
(「Wkipedia」より)
江戸川の松戸市と市川市の市境に柳原排水機場があります。排水機場は松戸市となりますが、江戸川に面する柳原水門、柳原排水樋門ゲート は市川市となります。
排水機場の裏側に1904年にできた煉瓦造の柳原水閘があります。1995年に『松戸市指定文化財』、2004年に『土木学会選奨土木遺産』、2007年に『近代化産業遺産』として選定されています。
斜面林側に見えるドーム屋根の栗山配水塔も2006年に『土木学会選奨土木遺産』となっていますので、このような文化遺産を見ることが好きな人には一緒に見学されることをお勧めします。北総線矢切駅が最寄駅となります。
水上スキーを楽しむ。
こちらでは。
ドローンを操作中。流れは大きく右にカーブ。
道はクランクのようになっていて、河川敷から離れて進みます。そのわけは?
右手に江戸川に流入する水路が見えます。
自然公園風になっているようです。
旧坂川の碑
平成13年(2001)矢切築堤に際し、計画変更して保全されたこの自然豊かな水路は、江戸時代の天保7年(1836)に掘削された坂川最下流部の旧跡です。
かつて流山、小金、馬橋など洪水に苦しむ上郷12ヶ村は幕府に下流部への水路掘削の請願を繰り返し、32年後、松戸赤圦まで水路を切り開きました。しかし、期待した治水効果はなく、さらに栗山地先江戸川までの掘り継ぎを願い出ました。利害が対立する下流民との激しい争いが続く中、話し合いでまとめた渡辺庄右衛門ら上郷12ヶ村の悲願がようやく55年の歳月を経て成ったのです。
坂川という名には、「坂のようにすみやかに水が流れる川」を願った先人たちの熱い思いが込められています。
尚、上郷12ヶ村の悲願と歴史を語る旧坂川跡の水路を未来に残したいと市民の提案も活かして堤防をクランクに曲げるという全国にも例のない画期的な設計により平成14年(2002)にこの堤防は完成しました。
今では江戸川下流の貴重な河川景観を構成し、湿地を含めた生態系豊かなビオトープとして周辺一帯は保全されています。
2010年代のようす。
上に「柳原水門」。旧坂川の水路が直線の水路。歩く道がクランクになっている。
1880年代のようす。
直線的に掘削した坂川が江戸川と合流している。
旧坂川水路。ビオトープ。
「海から15.0㎞」。向かいは「里見公園」。