今日は、二十四節気の第12番目・「大暑」。一年でもっとも暑さが厳しく感じられる頃。
夏という季節に当てはまる二十四節気は、5月5日「立夏」からスタートし、小満、芒種、夏至、小暑、大暑となります。
梅雨明けが出た東京地方。今日は、一段と厳しい暑さになっています。昔から「梅雨明け10日」とか。
暫く晴れが続きそうです。若い頃は、すわ!登山だ! と。この10日間のうちに、を北アルプスとか南アルプス、はたまた東北の山などの縦走に当てていましたが。今は、炎天下を避けて引きこもりです。
七十二侯でいうと、7月23日から次の二十四節気の第13番目・立秋の8月7日(日)までの期間。
・初侯 7月22日〜7月26日頃
桐始結花 きりはじめてはなをむすぶ
桐が花を咲かせる頃。盛夏を迎える頃には、卵形の実を結びます。桐は、伝統的に神聖な木とされ、豊臣秀吉などの天下人が好んだ花であり、現在も日本国政府の紋章として使用されています。
・次侯 7月27日〜8月1日頃
土潤溽暑 つちうるおうてむしあつし
熱気がまとわりつく蒸し暑い頃。
入道雲がもくもくと。
大雨時行 たいうときどきにふる
夕立や台風などの夏の雨が激しく降る頃。
旬のものとしては、
・白粉花(おしろいばな)
黒い種子を割ると、白い粉質のもの(胚乳にあたる部分)があり、それがおしろいの粉のようなので、この名がつけられています。「夕化粧」とも言います。
白い花が咲く。
赤い花が咲く。
沖縄県の特産物であるゴーヤ。小さな花が咲いています。
かつての新築前の我が家では、道路に面した西側の窓際にゴーヤを2,3本植えて、暑さしのぎと収穫を楽しんでいました。真夏は、南の日差しよりも午後からの西日の方がはるかに強烈でしたので。
日中の暑さを和らげる工夫として、「打ち水」があります。
庭先や道路などに水をまいて涼を得る、という生活の知恵。一去年の東京オリンピックでも、「地球に優しいエコな暑さ対策」として朝顔を並べ、打ち水をすることで猛暑をしのごうとしましたが、果たして効果はあったか? 心理的な効果はあったでしょうが。
水が蒸発するときの気化熱が周囲の温度を下げて地表の温度を上がりにくくし、濡れた地面を通る風を冷やしてくれるという狙いがありますが、直射日光にさらされた日向に水をまくとすぐに蒸発して湿度が上がり、かえって逆効果になるのが、現実のようです。
我が家でも庭先や道路に打ち水でもしようものなら、暑さが倍増という感じ。
この打ち水も、もう見かけませんね。
今は、東京スカイツリーなどで設置されている「ミスト(霧)散布」システムがはやっているようです。
・カブトムシ・金魚
縁日などでの「金魚すくい」が子どもの楽しみです。でも、その後、金魚鉢で育てているのでしょうか?
昨日の朝刊だったか、朝日新聞の漫画「ののちゃん」でそんな話が載っていましたが。
次は8月8日「立秋」。
※写真は、昨年、7月23日午前、向島百花園などで撮影したもの。
昨日は、炎天下の歩きは遠慮して、JR「五井駅」から「小湊鐵道」と「いすみ鉄道」を乗り継いで、大原まで列車の旅。
その報告は後日。
家の外では蝉の声がしきりにします。午後からは、近所の図書館に涼みがてら本でも借りに行こうか。