青砥橋。
今回は、ここからスタート。上流に向かい、「新中川水道橋」へ。けっこうな距離の歩きです。日ざしも強く、暑くなってきました。
青砥橋付近の護岸工事。
この先も、工事区間があって迂回せざるをえないところもあるようです。
2年前、こんな事故がありました。
東京葛飾区の環7・青砥橋でクレーン倒れ1人けが(19/10/09)https://www.youtube.com › watch
正面は「新中川」。
右手に「新中川通水記念公園」。
葛飾区・高砂橋下流で「中川」と分岐して南に下り、江戸川・瑞江付近で「旧江戸川」と合流します。
以前、自転車で往復したことがあります。往復およそ3時間(写真を撮ったり少し寄り道して)。ほぼ一直線。両岸とも遊歩道・サイクリングロードがほぼ完備しています。左岸(東側)を下りました。
概念図。
開削工事前のようす。
田畑が目立つ。青色が新中川。(「今昔マップ」より)
1947(昭和22)年9月、カスリーン(キャサリン)台風によって東京東部大規模に浸水被害を受けたことで、本格的に中川改修が検討され、1949(昭和24)年、中川放水路(新中川)の開削が始まり、江戸川区などでは多くの家屋等の立退きを余儀なくされるなどの大工事の末、1963(昭和38)年3月に中川放水路は完成しました。その後、一級河川に指定され、河川名が「新中川」と改称されました。
新中川は橋が多く、それぞれ特徴ある橋をしています。次々と架かっている橋を眺めて渡るのも楽しみな川です。
《主な橋》
・上一色橋(蔵前橋通り・江戸川区)
・上一色中橋
・JR総武本線新中川橋梁
・辰巳新橋
・小岩大橋(千葉街道)
・松本橋
・鹿骨新橋
・鹿本橋
・大杉橋
・一之江橋(京葉道路)
・新椿橋
・首都高速7号小松川線
・南椿橋
・春江橋
・涼風橋
・明和橋
・瑞江大橋
・新今井橋(新大橋通り)
・瑞穂大橋
「辰巳新橋」。ニールセンローゼ形式の橋。
夜景。TVドラマなどの舞台にもなっているそうです。
「鹿骨新橋」。
「大杉橋」。
沿川流域や遠方からも主塔と斜長ケーブルが目立ち、優雅なハープ橋にも見えるとのこと。
・・・
これは中川に架かる「高砂橋」。右岸から望む。
江戸時代から明治時代にかけて現在の高砂橋付近には「曲金の渡し」と呼ばれる中川の渡船があり、江戸市中の人々が柴又の帝釈天への参詣路として利用していた。この「曲金の渡し」は享保14年(1729年)に開設、宝暦8年(1758年)に場所替えをするなどしながらながく利用されていた。
1928年 (昭和3年) の東京府の産業道路改良費の一部(橋梁費)によって当時の府県道28号(浅草松戸線)に架橋された。橋は1932年 (昭和7年) 7月開通。架け替え工事は1993年(平成5年)に着手、2003年(平成15年)3月に開通した。
(この項、「Wikipedia」参照)
この橋も特徴的で遠くからもよく見えます。
「新中川通水記念公園」から望む高砂橋。
この付近の今昔。
1880年代のようす。渡し場があります。
川を渡って右に延びる道が「柴又帝釈天」への道。2本の用水路は小合溜からの流れ。
2010年代のようす。
上が京成線鉄橋、下が高砂橋。用水路跡は道路に。
京成線鉄橋。
左手に「慈恵医大葛飾医療センター」。地元では長年、「青戸病院」として親しみ深い病院です。
その北側には大きな工場がありました。現在は、公園と大きなマンションに。
※工場は、「東京タングステン」、「聯合紙器」だったか、と。両社とも社名は変わったものの、現役で活躍している企業です。
すっかり変わってしまいました。
「中川大橋」。
「国道6号線(水戸街道)」の橋。渋滞が激しく、新宿・金町付近で拡幅工事が計画されています。
左手前方には「アリオ亀有」。
正面遠くに「中川橋」。
対岸のJR「金町駅」周辺、再開発地域の高層マンションなどが見えます。