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Channel: おやじのつぶやき
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40年ぶりの飛騨高山。高山本線。雪景色。そして、満開のサクラ。

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 お祝い事があって、飛騨高山に。20代の後半、名古屋から夜行列車でここまで来て、バスに乗り継ぎ、新穂高温泉経由で北アルプス・槍から西穂まで縦走したときに来て(通って)以来のこと。その時は降り立っただけ。ということで新幹線と特急を利用しての旅。それでも、我が家の最寄り駅から東京〜名古屋〜高山駅まで、乗り換え時間も含めて、約5時間。飛行機で沖縄に行くよりもはるかにかかる。日本は狭いようでまだまだ「広い」。なるほど、高山は、岐阜と長野と富山と、本州の名だたる山並みのへそみたいなところに位置しているのを、実感。
 ところで、「高山本線」。本州では「本線」とついていながら、唯一、地方交通線に分類されているそうです。それに非電化。
 久々に気動車に乗りました。ディーゼル・カー。独特の懐かしい、うなり声をあげながら上っていく風情がなによりよさそうでした。この「本線」、岐阜から富山までの区間。飛騨高地の山間部を木曽川・飛騨川沿いに走り、名古屋・中京と富山・北陸を結んでいます。生活路線というより、途中にある「下呂温泉」や高山市、飛騨市への観光路線としての性格が強そうですが、名古屋からの乗客は、日曜日でもそれほど乗ってはいませんでした。高山には大勢の外国人観光客がいましたので、大型バス輸送が中心になっているのでしょう。
 電化の計画・構想もあったようですが、立ち消え。それでも、国鉄時代の早い時期から列車行き違い設備の増設や列車集中制御装置 (CTC) の導入といった輸送近代化が行われ、列車の増発が可能になり、国鉄分割民営化後は、岐阜駅 - 高山駅間において行き違い可能駅で両開き分岐器(Y字ポイント)を高速通過が可能な型に取り換えるなど、気動車も新鋭の機種に変えて電車特急に負けないほどの高速運転が行えるようになったようです。
 ワイドビュー「ひだ」号。国道41号線とほぼ同じルートを流れを渡り、渡り返しながら、だんだんと高度を上げて高山に向かいます。沿線は、飛騨木曽川国定公園に指定されているだけあって、2時間30分ほど、美しい遠くの山々や渓谷美が楽しめます。桜がようやく満開を迎え、そして、時ならぬ名残り雪の景色でした。浅い緑一面の山々と深い水の青さと大小様々な岩の間を縫う急流。・・・。
一面の雪景色。
高山の手前付近。

「宮川」沿いに桜などの木々が。
流れに被さるような満開のサクラ。
少し風が冷たいですが、散策にはほどよい季節。
シダレザクラ。
「筏橋」。
ソメイヨシノ。
梨の花。

帰りは穏やかな川面の春景色に。列車での長旅もたまにはいいもです、疲れますが。



 

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