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Channel: おやじのつぶやき
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京華スクエア(旧京華小)。(震災復興52小公園。番外編。その6。)

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 さて、「京華スクエア」とは?

俯瞰写真。

 産業振興のためのハイテクセンターや、シルバー人材センター、京華コミュニティルーム、さらに早稲田大学エクステンションセンター「八丁堀校」などの施設を兼ね備えた京華スクエアは平成13年1月にオープンしました。

 この京華スクエアは平成5年3月をもって閉校した中央区立京華小学校、京華幼稚園の建物を再利用したものです。当初、跡地利用に当たっては取り壊しの話もありましたが、区の財政負担をできるだけ軽減して、地域の活性化を図る活用方法を検討した結果、既存校舎を改修し利用することとなりました。

 昭和4年完成のこの校舎が、新たに「京華スクエア」として生まれ変わることができたのは、建物の構造がしっかりしていたということも大きな理由の一つです。

 京華小学校は明治34年(1901年)に開校。校舎が大正12年(1923年)の関東大震災により全焼、教員の皆さんや生徒たちは仮校舎に移りました。この震災後当時の東京市は災害時の学校建築の重要性を認識し、東京市臨時建設局学校建設課の共同設計による「復興小学校」の建築を実行に移しました。
 中央区にはこの当時建てられた「復興小学校」が京華小学校を含めいくつか残されています。中央小学校、泰明小学校、明石小学校、城東小学校、常盤小学校、明正小学校、また「京華スクエア」同様、廃校後に区の複合施設となった「十思スクエア」の十思小学校などです。(注)

 「復興小学校」の特徴は、
•耐震・不燃のため鉄筋コンクリート造三階建
•地域とのつながりを持たせるよう公園を隣接
•災害の際の救助・救援活動の拠点となること
などが挙げられます。

「京華スクエア」の主な施設
●中央区立ハイテクセンター
●京華コミュニティルーム
●中央区シルバー人材センター
●中央交通事故相談所
●早稲田大学エクステンションセンター八丁堀校

(以上、「」を参照。写真も。)
(「おやじ」注:2013年末現在、「中央」、「明石」は、取り壊されて、新校舎完成、「明正」は新校舎建設中。また、上には載せられていないが、「阪本小学校」校舎は健在。)

「鍛冶橋通り」の向かい側から。曲線に特徴が。
防災拠点でもあるのでしょう、屋上には大きな拡声器が。
校庭側の側面。
西側校舎。
正面玄関の庇部分に特徴。


東側道路側の側面。
校舎角面の円柱状の柱。震災復興校舎に特徴的な形式。


少し手を加えた感じの校舎外壁。
敷地の外塀。コンクリート製で当時のまま?


 新年になってもまだまだ続きます。「旧京橋小」・京橋公園、さらに「城東小」・・・。

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