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Channel: おやじのつぶやき
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向島百花園。梅まつり。2020。その2。

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                        園内には23種類の梅の木があるようです。
「福寿草」。
 春を告げる花の代表。そのため元日草(がんじつそう)や朔日草(ついたちそう)の別名を持っています。福寿草という和名もまた新春を祝う意味があり、縁起物の植物として古くから栽培されてきました。
 ただし、強い毒性あり。地面から芽を出したばかりの頃は、フキノトウと間違えたり、若葉がヨモギの葉に似ているので、誤食しやすく、重症の場合死亡することも。



これは「マユミ」。
 材質が強い上によくしなる為、古来より弓の材料として知られ、名前の由来になりました。この木で作られた弓のことや、単なる弓の美称も「真弓」といいます。

「わびすけ(侘助)(太郎冠者)」。ツバキの一種。

      

             

「とうばい(唐梅)」。お座敷の庭に。

「はつかり(初雁)」。お座敷の門前に。

咲き始めた「ミツマタ」。
 ミツマタは、その枝が必ず三叉、すなわち三つに分かれるために「ミツマタ」と名付けられた。三枝、三又とも書く。中国語では「結香」(ジエシアン)と称している。
 古代には「サキクサの」という言葉が「三(み)つ」という言端(ことば)に係る枕詞とされており(例:「三枝〔サキクサ〕の三つば四つばの中に殿づくりせりや」〔催馬楽・この殿は〕)、枝が三つに分かれるミツマタは昔は「サキクサ」と呼ばれていたと考えられている。そう名付けられた訳(わけ)としては、ミツマタはあたかも春を告げるかのごとく一足先に淡い黄色の花を一斉に開(ひ)らくため、その故(ゆえ)をもって「先草=サキクサ」と呼ばれたのだとの考えがある。但(ただ)し他にも、ミツマタが縁起の良い吉兆の草とされていたため「幸草(サキクサ)」と呼ばれたのだとも言われる。最も古い用例である万葉歌人・柿本人麻呂の和歌(ヤマトうた)では、
●春されば まず三枝(さきくさ)の 幸(さき)くあれば 後にも逢む な恋ひそ吾妹(『万葉集』10巻-1895) (春になればまず先に咲く「サキ」クサのように「幸〔さき〕」く〔つつが無く〕あることが出来たならば、のちにまた会いましょう。恋しがらないでください、わが愛しい人よ)
とあり、三枝(さきくさ)という言端(ことば)の元が「先草(サキクサ)」とも「幸草(サキクサ)」とも とれる表現となっている。(いずれにせよ、この「サキクサ」が三枝[さいぐさ、さえぐさ]という姓の語源とされる)。
 NHKのラジオ番組・「ラジオ深夜便」では、日本の季節に合わせて このミツマタの花を2月21日の「誕生日の花」とし、その花言葉を「壮健」としている。
 園芸種では、オレンジ色から朱色の花を付けるものもあり、赤花三椏(あかばなみつまた)と称する。
 和紙の原料として重要である。ミツマタが和紙の原料として登場するのは、16世紀(戦国時代)になってからであるとするのが一般的である。
(以上、「Wikipedia」参照)

 以前、ブログの中、「美濃」で取り上げた紙の原料の一つです。

「鴛鴦」。

 「鴛鴦」は、おしどりのこと。鴛」は雄のおしどりを意味し、「鴦」は雌のおしどりを意味します。
 この鳥は、いつも仲良く寄り添って泳いでいることから、「夫婦仲が良いことの象徴」とされてきました。

「花香美(はなかみ)」。

「見驚」。薄紅色。



そろそろ閉園時間。空はますます澄んで。


 訪れる人も少なく、ゆっくり散策。        

「梅まつり」。

              

錦絵などに描かれた百花園。

出口付近にあったスイセン。盆栽風。
 全草が有毒で、鱗茎に特に毒成分が多い。食中毒症状と接触性皮膚炎症状を起こす。中毒は初期に強い嘔吐があり摂取物の大半が吐き出されるため症状が重篤に到ることは稀であるが、鱗茎を浅葱(あさつき)と間違えて食べ死亡した例がある。
 葉がニラととてもよく似ており、厚生労働省によると、2008年~2017年に起きた有毒植物による食中毒188件のうち、最多はスイセン(47件)だった。
 Narcissus という学名は、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来する。神話によると、ナルキッソスは、その美しさにさまざまな相手から言い寄られたものの、高慢にはねつけて恨みを買った。ついには、そんな彼への呪いを聞き入れた復讐の女神ネメシスにより、水鏡に映った自分自身に恋してしまった。水面の中の像は、ナルキッソスの想いに決して応えることはなく、彼はそのまま憔悴して死ぬ(水面の像に接吻をしようとして溺死したという説もある)。そして、その体は水辺でうつむきがちに咲くスイセンに変わった、というものである。だからこそスイセンは水辺であたかも自分の姿を覗き込むかのように咲くのである。
 「スイセン」という名は、中国での呼び名「水仙」を音読みしたもの。「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典に由来する。水辺で咲く姿を仙人にたとえたのであろう。別名に雪中花、雅客。
(以上、「Wikipedia」参照)

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