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Channel: おやじのつぶやき
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狐と狸の化かし合い

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対ロ関係「史上最低」=北朝鮮対応で中国評価―米大統領

 国際政治の常とは言え、いよいよ化かし合いが顕著に。

 でも。「敵の敵は味方」とも。「漁夫の利」とも。「一石二鳥」とも。「二兎追う者は一兎も追えず」とも。「逆鱗に触れる」とも。「窮鼠猫をかむ」とも。「取らぬ狸の皮算用」とも。「どぶに落ちた犬は叩け」とも。「急いては事をし損じる」とも。「(アメリカが)くしゃみをすれば(日本は)風邪を引く」とも。「ご主人様にしっぽを振る犬」とも。「同じ穴の狢」とも。「抱きつき作戦」とも。「馬耳東風」とも。「ぬかにくぎ」とも。「寄らば大樹の陰」とも。

 ・・・権謀術数、何が何やら攻守入り乱れて蠢く内に、果たしてどういう結末が。

 「とどのつまり」、権力争い、主導権争いをおもしろがっていると、結局、悲劇を見る(当事者になる)のは、またまた名も無き民衆。それも子どもたちか?

 欧米主導のシリア決議案にロシアが拒否権を行使するのは8回目。今回も拒否権行使は事前に予想されていた。欧米はシリアのアサド政権が攻撃に関与したとみており、採決にはアサド政権を擁護し続けるロシアの孤立化を際立たせ、圧力をかける狙いがあったとみられる。
 採決では理事国15カ国中、10カ国が賛成。ロシアとボリビアが反対し、中国、エチオピア、カザフスタンは棄権した。
 否決後、ライクロフト英国連大使は「加害者を非難する国際社会に同調せず、加害者を擁護したロシアに弁解の余地はない」と非難。ヘイリー米大使は「(拒否権により)ロシアは孤立し続ける」と述べつつ、政治解決を目指す国際社会の動きにロシアも協調するよう促した。
 一方、ロシアのサフロンコフ次席大使は「決議案は客観的な調査を行う前から犯人を決めつけている。一方的で絶望的だ」と拒絶した。ロシア寄りのボリビア大使は「決議案はモスクワでの米ロの会談に影響を行使する道具に使われたようだ」と批判した。

 ティラーソン米国務長官とロシアのラブロフ外相は12日、モスクワで会談し、対テロ戦の米ロ協調を確認するとともに、関係修復に向けた作業部会を設置することで一致した。米国のシリア攻撃で溝が深まった米ロは今回の外相会談で決定的な対立を回避したが、ロシアが後ろ盾となるシリアをめぐる見解の相違は埋まらなかった。
 会談後の共同記者会見で、ラブロフ外相は「国際テロとの妥協なき戦いを共に目指すことを確認した」と説明。米国のシリア攻撃を受け、ロシアが停止したシリア上空の米ロの偶発的衝突の回避措置について「再開準備をすることを(プーチン)大統領が確認した」と述べ、協調姿勢を見せた。
 一方、ティラーソン長官は「両国間の信頼は低い水準にある」と指摘し、「世界の核保有2大国がこのような関係であってはならない」と強調。米ロが抱える深刻な問題に取り組む前段として、「より小規模な問題」の解決に向け、作業部会の設置で合意したことを明らかにした。 

(二つの記事とも「時事通信」より)

 両大国の「核」をちらつかせての腹の探り合い、なにしろ北朝鮮、シリア問題などは彼らによっては「小規模な問題」にすぎないのだから。

    
プーチン?                          トランプ?

 一説によると、狐が美人に化け、狸がおにぎりに化けたところ、腹を空かせた狐がおにぎりを食べようとして狸に負けた、ということらしいが。

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