今日、8月23日は、24節気の14番目「処暑(しょしょ)」。立秋から二番目。この時期から次第に夏の暑さが収まってくるとされています。お米や梨など色んな穀物・果実が実り始める頃でも。
甲子園の高校野球も107年ぶりに「慶應高校」が優勝! 清原の次男のことや髪型などでも話題になりました。何よりも応援・声援の大きさにはビックリ! 相手高はそれに圧倒されたのか、とも。
こんな話題の反面、地元漁民の反対の声にも聞く耳を持たず、福島原発の汚染処理水を明日から放流する、とか。「反対が続けば、廃炉がますます先になる」と。30年、40年かかる、それで廃炉に取りかかれるかというと、確約できないお話。何しろ海に流しても流しても、汚染水は溜まる一方。
氷の壁はどうなったのか? その検証もあいまいなまま。孫、子の代までの長期戦。どういう成算があるのか?
風評被害の補償は東電が行うことのようだが。今までの対応を見ると、加害者目線(東電自身が加害者だと思っていないようだが)が目立ち、被害者側の立場を受け止めているかどうか、後手後手の印象。
閑話休題
暦の上では、「厳しい暑さの峠を越し、朝夕は涼風が吹き始め、山間部では早朝に白い露が降り始め、秋の気配を感じる」とか。
ところが、今年はどうも順調に秋が来ているとは思えません。
関東地方。酷暑の昨日も今日も、いきなり突然の雨。安定しないお天気です。新潟や北海道などは酷暑で体温以上の気温。
それでも東京地方、日中はかなり蒸し暑く、出歩くといっぺんに汗が噴き出しますが、夕方は、風も出て少し涼しく感じられます。
ところで、この頃は台風のシーズンでもあります。
「二百十日(「立春」から数えて210日目)」、「二百二十日」は、ともに台風襲来の特異日とされています。しかし、最近はどうも台風の到来も早め早めのようで、6号、7号と西日本を中心に大きな被害を受け、いまだに復興作業が続いています。
七十二侯でいうと、
・初侯 8月23日〜8月27日頃綿柎開 わたのはなしべひらく
綿を包む柎が開き始める頃。柎とは花の萼(がく)のことです。柎が開き始めるとふわふわとした綿毛が中からとび出してきます。この綿毛が木綿の糸や布になります。
(「みんなの趣味の園芸」より)
天地始粛 てんちはじめてさむし
ようやく暑さが静まる頃。天気図には秋雨前線が登場し、冷たい空気とともに秋を運んできます。とはいっても、日中はまだまだ暑く、夏の気候が続きます。
・末侯 9月2日〜9月6日頃禾乃登 こくものすなわちみのる
日に日に稲穂の先が重くなってくる頃。稲穂はこぼれるように実り、色づき始めます。しかし、この時期は台風が襲来してくる時期であり、各地で農作を祈るお祭りが開催されます。
実りの秋。
《旬のもの》
花 木槿(むくげ)。韓国では、国の繁栄を意味する花として国花になっています。
果物 葡萄(ぶどう)
魚 鰯(いわし)、秋刀魚(さんま)
※秋刀魚は不漁で価格が高騰。栗やカボチャも。味覚の秋がピンチ!
花 秋の七草
(この項、「暦生活」HPなどを参照しました。)
※「秋の七草」
覚え方は「お好きな服は」(おすきなふくは)。
おみなえし、すすき、ききょう、なでしこ、ふじばかま、くず、はぎ。
ききょう。
ふじばかま。
すすき。
萩。
萩のトンネル。
白い花の萩。
次は「白露」―9月8日(金)―となります。
※「秋の七草」の写真は、昨年8月下旬「向島百花園」にて。
※「向島百花園」では、今週末に「虫ききの会」が開かれます。