「等々力渓谷・ゴルフ橋」。
新年の御挨拶にでかけた時、お宅の近くに等々力渓谷があることを知り、寄り道します。都内に住んでいてもこれまで縁がなく、初めての散策。
東急・大井町線「等々力」駅下車。通りを進み、右折すると「等々力渓谷」へ。
案内図。
等々力渓谷公園
・・・大井町線等々力駅近く、ゴルフ橋のたもとから階段を降りると、そこはまるで別天地の渓谷。多摩川に向かう谷沢川の流れに沿って散策路を歩むと、ついさっきまで街中にいたことがうそのような気分になってきます。等々力不動のみごとな桜、すがすがしい新緑、季節ごとに自然のすばらしさを思い出させてくれます。
ゴルフ橋
大井町線の等々力駅近くの等々力渓谷の入口にある橋は、「ゴルフ橋」と呼ばれています。これは、昭和の初めに旧下野毛、等々力村に広大なゴルフ場があったことに由来しています。
日本庭園
等々力渓谷谷沢川の下流部、等々力不動尊の対岸に、昭和36年に建築された書院建物とそれをとりまく日本庭園があります。池、流れ、石畳の階段園路などがある庭は、昭和48年に著名な造園家により作庭されたもので、当時のままの姿で保存されています。園内には陽当たりのよい芝生広場があり、併せて、渓谷散歩の休憩にご利用いただけます。
横穴古墳(東京都指定史跡等々力渓谷3号横穴)
渓谷の左岸崖面では、古墳時代末期から奈良時代にかけて構築された横穴墓が6基以上発見されています。中でも昭和48年に発見された3号横穴は、典型的な横穴墓の形態を留めていて、埋葬人骨や副埋葬品も良好であったことから保存措置が講じられました。
横穴墓は奥行きが13メートルで、内部はとっくりを半分に割ったような形をしています。本横穴群の被葬者たちは、いずれも副葬品が豊富なことから、後の武蔵国荏原群の等々力周辺を治めていた有力者であると推定されています。
等々力渓谷の植生
等々力渓谷の植生は、武蔵野台地の崖線の潜在自然植生と考えられるシラカシ群集ケヤキ亜群集であり、大径木を主体とした樹林地が渓谷の斜面に沿って連続しています。
崖線の斜面部分には、主としてシラカシやケヤキ、ムクノキが、斜面地上部や台地面にはイヌシデやコナラが多く分布しています。また、湧水が流下する緩斜面にはセキショウ草地が見られ、湧水が留まる場所には湿生植物が点在しています。
地形・地質
等々力渓谷は、武蔵野台地の南端に位置しており、この台地面を浸食して形成された開析谷です。渓谷沿いには武蔵野台地を特徴づける地層断面がよく観察できる箇所があります。地質の分布状況は、下から、台地の基盤である上総層群の高津互層、その上に堆積する渋谷粘土層、武蔵野れき層、武蔵野粘土層、東京軽石層、ローム層の順にほぼ水平に堆積しています。また、渋谷粘土層と武蔵野れき層の間からは、湧水が多く見られます。
(この項、「
」HPより)
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1880年代のようす。 2010年代のようす。公園として整備・拡充。緑が保たれている。
「ゴルフ橋」のたもとから階段を降りていきます。思ったより下に降ります。見上げると、けっこうな高さ。
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左岸には遊歩道。![]()
下流に向かって進んで行きます。![]()
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木洩れ陽の中。せせらぎの音と小鳥の声。![]()
「ゴルフ橋」方向を振り返る。深山幽谷の感じ。![]()
植生も豊か。よく保存されています。![]()
周囲の喧噪も届かず。ゆったりと散策を愉しめます。
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右岸の散策路。
頭上は「環八通り」。
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「環八」方向を望む。![]()
新年の御挨拶にでかけた時、お宅の近くに等々力渓谷があることを知り、寄り道します。都内に住んでいてもこれまで縁がなく、初めての散策。
東急・大井町線「等々力」駅下車。通りを進み、右折すると「等々力渓谷」へ。

等々力渓谷公園
・・・大井町線等々力駅近く、ゴルフ橋のたもとから階段を降りると、そこはまるで別天地の渓谷。多摩川に向かう谷沢川の流れに沿って散策路を歩むと、ついさっきまで街中にいたことがうそのような気分になってきます。等々力不動のみごとな桜、すがすがしい新緑、季節ごとに自然のすばらしさを思い出させてくれます。
ゴルフ橋
大井町線の等々力駅近くの等々力渓谷の入口にある橋は、「ゴルフ橋」と呼ばれています。これは、昭和の初めに旧下野毛、等々力村に広大なゴルフ場があったことに由来しています。
日本庭園
等々力渓谷谷沢川の下流部、等々力不動尊の対岸に、昭和36年に建築された書院建物とそれをとりまく日本庭園があります。池、流れ、石畳の階段園路などがある庭は、昭和48年に著名な造園家により作庭されたもので、当時のままの姿で保存されています。園内には陽当たりのよい芝生広場があり、併せて、渓谷散歩の休憩にご利用いただけます。
横穴古墳(東京都指定史跡等々力渓谷3号横穴)
渓谷の左岸崖面では、古墳時代末期から奈良時代にかけて構築された横穴墓が6基以上発見されています。中でも昭和48年に発見された3号横穴は、典型的な横穴墓の形態を留めていて、埋葬人骨や副埋葬品も良好であったことから保存措置が講じられました。
横穴墓は奥行きが13メートルで、内部はとっくりを半分に割ったような形をしています。本横穴群の被葬者たちは、いずれも副葬品が豊富なことから、後の武蔵国荏原群の等々力周辺を治めていた有力者であると推定されています。
等々力渓谷の植生
等々力渓谷の植生は、武蔵野台地の崖線の潜在自然植生と考えられるシラカシ群集ケヤキ亜群集であり、大径木を主体とした樹林地が渓谷の斜面に沿って連続しています。
崖線の斜面部分には、主としてシラカシやケヤキ、ムクノキが、斜面地上部や台地面にはイヌシデやコナラが多く分布しています。また、湧水が流下する緩斜面にはセキショウ草地が見られ、湧水が留まる場所には湿生植物が点在しています。
地形・地質
等々力渓谷は、武蔵野台地の南端に位置しており、この台地面を浸食して形成された開析谷です。渓谷沿いには武蔵野台地を特徴づける地層断面がよく観察できる箇所があります。地質の分布状況は、下から、台地の基盤である上総層群の高津互層、その上に堆積する渋谷粘土層、武蔵野れき層、武蔵野粘土層、東京軽石層、ローム層の順にほぼ水平に堆積しています。また、渋谷粘土層と武蔵野れき層の間からは、湧水が多く見られます。
(この項、「







1880年代のようす。 2010年代のようす。公園として整備・拡充。緑が保たれている。
「ゴルフ橋」のたもとから階段を降りていきます。思ったより下に降ります。見上げると、けっこうな高さ。

左岸には遊歩道。

下流に向かって進んで行きます。


木洩れ陽の中。せせらぎの音と小鳥の声。

「ゴルフ橋」方向を振り返る。深山幽谷の感じ。

植生も豊か。よく保存されています。

周囲の喧噪も届かず。ゆったりと散策を愉しめます。


右岸の散策路。


「環八」方向を望む。


